#022 原点に戻る

滋賀レイクスとの開幕節を1勝1敗で終え、続く前節の長崎ヴェルカ戦では、攻守に渡ってアグレッシブなバスケットを展開し、見事に2連勝。
ここまで4試合を戦い、3勝1敗と上々の滑り出し。チームは少しずつ手応えを掴んでいるものの、シーズンはまだ始まったばかり。
明日は今シーズン初のアウェイゲームで、さらなるステップアップを目指すチームにとっては重要な一戦。ここで勢いに乗るために自分たちは何をすべきか。
本日の練習後に、ホール百音アレックス、川嶋勇人、渡辺竜之佑、伊佐勉HCの4名にインタビューを行った。
【ホール百音アレックスとの対話】

ー 長崎ヴェルカとの対戦を振り返って。
相手の外国籍選手が欠ける中での対戦だったので、この2試合は絶対に勝ち切ろうという意気込みで挑んだのですが、1試合目はなかなか危ない状況で、最後までわからない展開になってしまいました。
ただ、延長戦をしっかりとチームとして勝ち取れたのはすごく良い経験だったなと思います。2試合目に関しては自分たちのやりたいアグレッシブなバスケットボールが遂行できたので、継続していきたいです。
ー 百音の良い部分、積極性も見えてきたように感じる。
普段から練習していることが、試合でも少しずつ表現できているので、そこはすごく個人的に嬉しいです。
チームとしてもそこを評価してもらえているので、もっともっと精度を高めていきたいなと思います。
ー 明日の富山戦のポイントは。
相手のプレッシャーが強いので、慌てずに冷静に判断をしていくことが重要になるのかなと思います。相手はブレイク、速攻に長けているチームなので、そこをしっかりハーフコートバスケットに持ち込んで、いかに自分たちのリズムで試合を展開していけるか。相手のリズムにさせない。その辺りを意識しています。
個人的には、積極性を引き続き出していきたいです。あとは余計なターンオーバーをしないこと。そして、エナジーの部分ですね。もっとエナジーを出して、良いデフェンスをして締まりのあるゲームにしたいです。特に立ち上がりの部分ですね。
ー 今シーズン初めてのアウェイゲームだが。
そこはまったく気になってないですね。むしろ、アウェイゲームの方が僕は結果が出たりすることもあるので、どちらかというとポジティブな心持ちです。

【川嶋勇人との対話】

ー 今日の練習の雰囲気もすごく明るかった。
やっぱり試合に勝っていると雰囲気も自然に良くなる。でも、その中でむーさん(伊佐HC)も言っていたけど、「緩めずに集中してやっていこう」っていうのは、すごく大事。
みんなもそれをよく理解してる。集中したうえで、今日の練習の盛り上がりだったから非常に良かったんじゃないかなと思う。
ー 練習中、「チームバスケット」、「アンセルフィッシュ」と本当に何度も声を挙げていたが。
僕とCJ(チャールズ・ジャクソン)で、ずっと言っている。もちろん、言わなくてもみんなその気持ちを持ってプレーしているけど。それでも大切だから何回も唱えている。
ー 明日の富山戦に向けて、何かキーポイントがあれば。
寒さ。そして、ブリが美味しい。
ー 試合のポイントを教えてほしい。
すみませんでした。トランジションに強い選手が多い印象。ボールに対してすごくプッシュしてくるので、非常に怖い相手。相手のトランジションを止めていかに自分たちにとって良い展開に持っていけるかが勝負の鍵だと思っています。
個人的にもやることは変わらない。ディフェンスでチームのインテンシティを上げて、空いたら積極的にシュートを打って、シュートを決めてみんなで喜びたい。
全力でベンチを盛り上げて、良い試合をする。
ー 試合中も良い表情が目立つ。昨年から何か心境の変化があったのか。
身体の調子が良くなってきて、心の不安がないことが非常に大きい。毎試合、毎試合が本当に楽しみで状態が良いです。
ー 昨年から気にかけていた若手の成長をどう捉えているか。
怜音(澁田怜音)がすごく良い。このチームの今の好調の要因は間違いなく怜音。色々あると思うけど、これをあと56試合とその先も続けてほしい。
本当に良いペースでピックアンドロールも使えてる。しっかりシュートも打てているし、プッシュもできているし、ディフェンスでも相手にしっかりとプレッシャーをかけられている。
隆一(岸本)に対して、プレッシャーがきつくなってくることは誰もが理解していて、そういう時に怜音がボールを運んだり、点を取れることによってチームが良い方向に回っていってる。これは素晴らしいこと。ピックアンドロールのパスが本当に素晴らしい。
練習の成果だと思う。綿貫コーチにしっかり教えてもらったことを実践して、それをしっかり表現できている。
昨年まで怜音に色々と言っていたけど、今年は何も言うことがないし、もはや僕が言える立場じゃないなと焦っています。このまま頑張ってほしい。

【渡辺竜之佑との対話】

ー 長崎戦のGAME2のスタート。ようやく良い出だしで試合を進めることができたのでは。
開幕からずっと出だしが悪いと言われていて、自分の仕事ができていませんでした。僕が試合に出ている意味は、しっかりディフェンスで相手に圧力をかけて、リバウンドも積極的に取りにいくこと。そうやってゲームをコントロールしていかないといけないのに、それが出し切れていませんでした。
最初に出ている5人もひとりひとり思うことがあるはずで、そんな中でも自分に矢印を向けてそれぞれの役割を果たせたことが、GAME2のスタートに繋がったと思います。
なかなか上手くいかないことが多くて、悩ましい部分もあったんですけど、僕が最初に良い役割を果たして後に繋げば、後の選手たちも良い流れで良いパフォーマンスを発揮してくれるので、しっかり責任感を持ってプレーしていきたいです。
バスケットボールはチームスポーツなので、ひとりでもチームプレーの気持ちが欠けていたら絶対に良い方向に進まない。その気持ちを忘れずに、これからも全員で試合を作っていけたらと思っています。
ー 明日の試合に向けて。
トランジションで相手のペースにさせないことが重要になってくると思います。どう守れるかが大きなポイントになってくるので、コーチ陣がしっかりスカウティングしてくれた内容を遂行して、勝利に貢献したいです。

【伊佐勉HCとの対話】

ー 長崎戦のGAME2。課題のスタートの部分がケアされていた。HCとしてどのように捉えていますか。
ようやく良い入りの試合ができて良かったと思っています。特にディフェンスが最初から高い強度を出してくれて、チームがやりたいディフェンスを展開できました。
ー プレータイムもシェアをして、選手12名全員が得点を挙げたことに関して。
すごく居心地が良い試合でした。出る選手、出る選手がチームのコンセプトに合わせたものをしっかり遂行しようとしていましたし、各々の遂行力が結果的にタイムシェアに繋がりました。
普段プレータイムが長くなってしまっている選手、逆にプレータイムを与えられていない選手がコートで自分の役割をしっかりと表現できたというのが、チームとして次に繋がるかなと思います。
ー 良い形のスタートが切れていますが、残り56試合とその先をイメージした時に、良いことばかりではないと思います。むしろ、最初からすべて上手くいくことの方が難しいと思いますが、上手くいかない時こそ大切にしていることはありますか。
自分たちのやるべきことはチーム全員が理解していて、自分たちのやるべきこと、やりたいことほど、相手はそれを消しに来ます。
その中で上手くいく、上手くいかないというアップダウンがあるんですけど、やっぱり何かが起きた時にこそ、「原点に戻ること」が大切になってきます。
やるべきことをやり続けていけば、悪い状況がずっと続くことはないので。自分たちのタイミング、良い流れが来るまで、とにかく我慢してやり続けるしかないと常に思っています。そういう意味で、自分たちのブレないポイントと言いますか、やっぱり原点に戻るっていう考え方は大切だなと感じています。
ー 最後に。明日の富山戦に向けてのポイントを教えてください。
相手の強度に負けないようにしたいです。すごく良いエナジーで富山さんはゲームをしてくるので、そこに対して受け身にならないこと。かつ冷静にプレーが遂行できるように、相手のペースに乗らないように、我々の土俵で40分間戦いたいと思います。

【余談:渡辺竜之佑】
ー 前節の試合が終わって、昨日がオフ。何をして過ごした? 具体的に教えてほしい。
とにかく沢山寝ました。
試合が終わって、自宅で家族とスペアリブを食べました。夜は23時頃に寝ました。9時に目が覚めたら、既に子ども達が元気に遊んでいて、可愛いなと思いました。
それから朝ごはんを食べました。白米、味噌汁、納豆、キムチ、豆腐、目玉焼き。THE朝食みたいな朝ごはんです。
その後、子ども達とゆったりして、公園に行って遊びました。
そんな感じの休日で、これが渡辺家の基本的なルーティンです。
夜は手羽先を食べました。僕は鶏肉が好きで、嫁さんもいつも美味しい料理を作ってくれます。
そのお陰で、今の元気な身体が維持できているので感謝しています!
いつもありがとう!

取材・執筆 / 京都ハンナリーズ広報部 笠川真一朗
今後の試合情報
KYOTO HANNARYZ




















