#028 ひとりの喜びは、みんなの喜び

昨日、横浜BCから勝利を挙げ、4連勝を果たした京都ハンナリーズ。
どの試合も総力戦で挑み、開幕から6戦を終え、5勝1敗の好成績で、ホームにシーホース三河を迎える。
昨シーズン、チャンピオンシップに進出した強豪を相手にどう立ち向かうか。
昨日の試合の振り返りやチームの雰囲気、そして明日の意気込みについて、選手・コーチにインタビューをした

【チャールズ・ジャクソンとの対話】

ー 昨日の試合も気持ちを切らさず、集中力を保って戦い続けた。そのあたりの秘訣は。
自分だけでなく、チームメイトもそういった心持ちで戦っています。自分には素晴らしいチームメイトがいて、自分たちのゲームプランがあります。
それをしっかり遂行することに集中しました。自分たちは持っている力を発揮できるグループだと信じています。それが結果に繋がっていると思います。
ー 三河戦に向けて。
いつもと同じ気持ちです。コーチのゲームプランをしっかり聞いて、勝利するために必要なことを考え、コートでプレーします。
彼らは素晴らしいチームですので、ゲームに勝つために必要なことを必死に考えなければなりません。
そしてあの相手に向けて、コーチ陣は素晴らしいゲームプランを作ってくれます。私たちの仕事は、そのゲームプランを使って成功することです。
自分はそこにフォーカスするだけですし、自分が頑張ることでチームを助けたい。そういった気持ちを持って戦います。

【川嶋勇人との対話】

ー 要所での3ポイントやアグレッシブなディフェンス。プレータイムが限られている中、良い部分を出せたのでは。
前半、プレータイムがなくて、自分自身に思うことがあったし、これで試合に出た時に仕事ができなかったら、このチームにいる意味がないなと思った。
そういう気持ちでコートに立ったので、自分の最低限の仕事ができて本当に良かった。
ー 試合を通してチームはどうだったか。
アップダウンはあったけど、全然悪くなかったし、シンプルに横浜が良いディフェンスだった。こういう厳しいゲームになることは想像できたかなというのが正直な感想。
ー 良い雰囲気を保てているのは、勇人さんの影響が大きいかと。
勝ってるっていう事実が大きいけど、みんながみんなの活躍を心から喜べている。それはめちゃくちゃ大きい。同じポジションのライバルだったら、嫉妬とかいろんな感情があるかもしれないけど、それがまったくない。
ひとりの喜びをみんなで喜べていることがすごく良いこと。
ー 三河戦に向けて。
これまでと違ったバスケットをしてくる相手になる。ポイントは、まず重量級の2人。そして、西田選手。プレマッチの時に彼はいなかったけど、彼がひとり入るだけで、オフェンスもデフェンスも全然違ってくると思うから、そこをいかに止めるか。
そこを止め出したら次はシューターが何枚もいるし、強敵であることは間違いない。どこを絞っていくか。コーチ陣の戦略もあると思うから、そこをみんなで注意して頑張っていきたい。
スケジュールもタフになってきてるけどどこも条件は一緒。試合に出ている人は休んで、出ていない人は次に向けて準備する。シンプルなことだと思う。あまり気にしていません!

【西部秀馬との対話】

ー 現状、長いとは言えないプレータイムではあるものの、前節の富山戦も含め、自分のやるべきこと、身体を張ることを体現できているのでは。
プレータイムを伸ばすことができていない中で、短い時間帯の出場になるんですけど、その中で自分に何ができるかっていうのを冷静に考えられるようになりました。
長崎の1試合目が終わった後、むーさん(伊佐HC)に呼ばれて、「出ている時間帯が短い分、その時間帯で爪痕を残そうと意識してるのはいいんだけど、その分、3ポイントにこだわりすぎて焦って打っている部分がある」という話をしてもらって。
それを聞いて僕も確かにそうだなと感じた部分もありましたし、次の日から、落ち着いてバスケットができています。シュートだけじゃなくて、フェイクして空いてる選手にパスを出したり。良いバスケットができたなと思っています。
3ポイントだけじゃないですし、今日もディフェンスの部分で相手の外国籍選手にマッチアップする時間帯があったり。
いつも百音さんとマッチアップしてるんで、相手の外国籍選手もそこまで脅威じゃないと最近思い始めています。
その分、自信持ってマッチアップできたので、今日は少しプレータイムが伸びたんじゃないかと思います。

ー 気持ちの余裕が少し出てきているように感じる。そういった部分はチームメイトの影響もあるのか。
出ている時間帯も出てない時間帯も、みんなが本当にチームのためにって考えています。前までは自分は自分のプレーのことしか考えていなかった部分もあるんですけど、それこそ勇人さんであったりとか、百音さんであったりとか、怜音さんであったりとか、ベンチから出るメンバーが、チームのために自分が何ができるかっていうのを体現されています。
そういう先輩方を見て、自分もやらないといけないことを1回冷静になって考えることができています。
ー このチームでプレーするのは今、楽しいのでは。昨年より秀馬の雰囲気が明るい。自分からコミュニケーションをしっかり取ろうとしてるように見受けられる。勇人さんも「チームで一番元気に挨拶するのが秀馬」。と言っていた。
そうですね。楽しいですし、一体感が昨年よりも増しているのかなと自分的には思っています。合宿からそうでしたが、シーズンが始まってもそう思います。
ベンチが盛り下がったり、出ているメンバーだけ孤立したり、そういう時間帯が今年はないと思っていて、このチームに今いれることですごく成長できてるなって自分自身も思っています。
バスケット以外の部分でもコミュニケーションとか、自分自身のモチベーションの上げ方とか、みんなを見ていたら勉強になりますし、そういう部分で本当に今年は良いチームなんじゃないかなと。めちゃくちゃ楽しいです。
ー 三河戦に向けて。
三河さんとは昨年から3試合やっていて、どの試合も僕は良くなかったので、そういうイメージが正直あります。初めて三河さんと試合をした時は、それまでアウェイ3連戦で3試合連続で2桁得点を取って、その次はホームでっていう期待されているタイミングでした。その時、プレーオフに出るようなチームのディフェンスの圧力であったり、そういう強さを肌で感じたので他のチームより意識する部分は僕自身はあります。
その部分をあまり意識しすぎないようにして、チームとして戦って勝ちたいです。次勝てば5連勝です。しっかり勝てるようにまずは自分よりチームのことを意識してプレーしていけたらいいかなと思います。


【塩野竜太ACとの対話】

ー 今のチームの状態は。
勝ちが先行している状態でも誰も驕らず、油断せず、目の前のやるべきことをしっかりとやり続けられているという部分が良いと思います。
ー 選手たちにインタビューをしていると、「本当にコーチ陣、スタッフ陣が良い準備してくれて、すごく前向きにプレーできている」とみんなが言っている。
私たちもスタッフ陣に同じことを感じています。
本当に自分が与えられた役割に毎日集中できています。
各所で協力しながら手分けをして、やるべきことを淡々と確実にやっていますし、チームワークを強く感じていてすごくやりやすいです。
選手も本当にこちらを信じてくれているということをいつも感じていますし、そういう状況の中でシーズンを戦っていけるというのはすごく幸せなことです。
それを本当に毎日実感しています。
ー 先日の富山戦の帰り、移動中もずっとパソコンで作業をされていた。時間がない中、スケジュールもタフで対戦相手も1日おきで変わる。どのチームも条件は同じだと思うが、その辺り、コーチ陣はどう感じているか。
大変な部分はもちろんあるんですけど、勝負事ですし、みんな同じ条件である以上、大変であろうが特に問題ではないです。
ただ、スケジュールが変則的になって、対戦相手がコロコロと変わるというところで言うと、自分たちが本当にやるべきことをやれるようにしていくための準備をしていきたいと思っています。
ー 今日の試合、審判に矢印が向きそうな場面もあったが、辛抱強く自分たちにフォーカスして戦い続けた。
正直、自分自身も審判さんの方に気持ちが向いてしまって、準備が逸れてしまいそうになりましたし、多分、選手たちと同じようなタイミングでそれがあったんですけど、「ここだ!」と、本当に選手たちが自ら思い直していたように感じました。
何より、隆一(岸本)の存在が本当にチームの柱になっています。崩れないようにしてくれているっていうことを日々感じていますけど、今日はそれを改めて感じさせられました。すごく頼りになってます。
ー 三河戦に向けて。
自分の古巣であることは関係ないと思っています。ただ、今シーズンのここまでの中では最も強敵になるかと思いますし、大きな山場として捉えています。
難しい試合になると思いますが、淡々と引き続きやるべきことにベストを尽くすだけかなと。ベストを尽くせば、結果がどうであれ、良い学びになります。プレーオフに向けてまだまだ先の長い戦いですから、これからの糧になるようなそんな試合ができたらと思っています。
重量級の選手が2人いる相手に対して、今の京都はチームワークよくオフェンスできてると思いますので、相手の強みを打ち消すような形で、チームでボールを回して、動きの早いバスケットで対応していくのがいいかなと今のところ思います。
そこはまたしっかりと見て、準備していきます。

【伊佐勉HCとの対話】

ー 色々な部分にフラストレーションが向いてしまいそうな試合だったと思うが、そこに矢印を向けずに全員でファイトできたのでは。
そうですね。非常に良かったと思います。選手もコーチ陣も次のプレー、次のプレーと自分たちのことに集中できていました。
ー CJが目の上を負傷し、苦しい状況になりかけたが、しっかりコートに戻ってきてファイトした。
怪我の状況が心配で、治療のためにタイムアウトを取って時間を稼いだりしたんですけど、スタッフが迅速な対応をしてくれたので、ワンポゼッションの後ぐらいにまた戻すことができました。
本人も戻る気満々でしたし、結局、最後のビッグディフェンス。素晴らしかったと思います。
ー 三河戦に向けて。
今年からオンザコートフリーになって、どのチームも軒並みハンドラーが入っていますが、三河だけは逆に重量級の選手を集めています。
プレシーズンでもやっていますが、シーズン入ってからの三河の戦い方を見ながら、どこがアドバンテージかを見極めながら、練習する時間がないので、最小限の情報だけを与えて、ガチンコで挑みたいと思います。

取材・執筆 / 京都ハンナリーズ広報部 笠川真一朗
今後の試合情報
KYOTO HANNARYZ




















